暖房器具を比較:こたつとエアコン、電気代はどっちが安い? 節約術も一緒にご紹介

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今年も冬の寒さが訪れます。

子供たちが楽しく過ごす裏で、暖かい部屋を確保することは重要となります。

しかし、その電気代という問題も無視できません。

こたつとエアコン、どちらが節電性が高いのでしょうか?

これから、両方の暖房器具の電気代を比較し、さらに節約する方法もお教えします。

冬を快適に過ごしつつ、電気代を経済的に抑えるためのガイドとして活用してください。

こたつの電気代とは?どう計算する?

こたつの電力料金は以下の計算式により求められます。

消費電力(W)÷1,000×1日の使用時間×1kWhあたりの電気使用料金(円/kWh)
全国家庭電気製品公正取引協議会が定める参考価格によれば、
1kWhあたりの電気料金は約31円/kWh(税込)となります。
【例】510Wのこたつを1時間使用した際の電気料金
510W÷1,000×1時間×31円/kWh=15.81円

1日にこたつを6時間利用する場合:94.86円
1ヶ月(31日)毎日6時間利用する場合:2,940.66円

エアコンの電気代はどのくらい?

エアコンの電気代は以下の算式で求めます。

1時間あたりの消費電力(W)÷1,000×使用時間×1kWhあたりの電力使用料金(円/kWh)
こたつと同様に、
1kWhあたりの電力使用料金は全国家庭電気製品公正取引協議会の示唆価格に基づき
約31円/kWh(税込)です。

【例】
パナソニックのエオリア Jシリーズ( 2023年モデル10畳用 CS-J283D)を1時間暖房に使用した際の電気代
870W÷1,000×1時間×31円/kWh(税込)=26.97円

1日にエアコンを6時間利用する場合:161.82円
1ヶ月(31日)毎日6時間利用する場合:5,016.42円

※参考:2023年モデル エオリア Jシリーズ | 製品一覧 | エアコン | Panasonic

電気代比較 – こたつ対エアコン、どちらが安い?

上記の計算結果は、以下のようになります。

電気料金  こたつ    エアコン
1時間あたり 15.81円 26.97円
1日(6時間)94.86円 161.82円
1ヶ月(31日)2,940.66円 5,016.42円

こたつとエアコンの電気代を比べると、こたつはエアコンよりも約58%安いことがわかります。

状況やモデルにより異なるかもしれませんが、こたつは経済的に有利な選択肢であると言えます。

節約のために!こたつの電気代を抑えるためのテクニック

さて、こたつを使いつつ効果的に電気代を節約するための策をご紹介します。

適切なサイズと厚さの布団を使う

小さ過ぎるこたつ布団では暖かさが逃げてしまいます。

こたつ本体よりも110cm以上大きな布団を選び、その暖かさを逃がさないようにしましょう。

余裕のあるサイズの布団では、こたつから出入りしても隙間ができにくくなります。

さらに、薄い布団よりも厚い布団、または重ね掛けした布団を使用すると、保温性が高まります。

また、アルミニウムシート付きの布団があれば、暖房効率が高まるでしょう。

カーボンフラットヒーターを持つこたつを選ぶ

エネルギー効率の良いカーボンフラットヒーター搭載のこたつはおすすめです。

均一に配置されたヒーターは温度むらをなくし、大きなこたつでも効率よく暖めることが可能です。

人感センサー付きのこたつを選ぶ

人感センサーが搭載されたこたつは便利で、電源の消し忘れを防いで無駄な電気使用を避けることができます。

さらに、火災リスクを軽減し、電源が切れてもしばらくは暖かさを保つため、短時間席を外す時でも安心です。

人が近くにいる時だけ電気を消費し、離れると自動で電源が切れるため、節約するのに最適なこたつとなります。

こたつの節電ヒント

カーペットやラグの活用

こたつの下にカーペットやラグを敷くと、床からの冷気の封じ込めが可能になります。

特に、冷たいフローリングからの冷えが筋膜に伝わりやすいため、厚みのあるラグやカーペットが推奨されます。

さらに、ラグの下に断熱材を敷くことで、熱保持をより効果的に行うことができます。

温度設定の工夫

こたつの温度を「中」や「弱」に落とすことで、電力消費を削減できます。

通常、「強」にすると部屋全体の温度が上がり、電力消費が増えがちですが、「中」以下の設定でも快適な暖かさを感じられます。

家に帰った際にこたつをすぐに暖める必要がある時は、「強」にしてから「中」以下に設定を下げることで、電力消費を節約できます。

エアコンの節電ヒント

自動風量の利用

エアコンを効率良く利用するためには、風量を「自動」に設定するのがおすすめです。

自動設定では、設定温度に達するまで風量が自動で調節され、適切な温度維持が可能となります。

また、温度設定が高すぎると電力の無駄消費に繋がるので、例えば25度程度で暖かさを感じられるように調整しましょう。

扇風機やサーキュレーターの利用

エアコンを使用している時、温かい空気は上部に滞り、下部は冷たくなりがちです。

これを解消するために扇風機やサーキュレーターを活用し、空気を循環させましょう。

エアコンの風を下向きにし、反対側に扇風機かサーキュレーターを置いて風を上向きに送ると、部屋全体の温度を均一に保つことが可能になります。

起動/停止の調整

エアコンは起動時に多くの電力を消費するので、30分程度の外出など短時間の場合は、エアコンをそのままにしておくことで電力消費を抑えられます。

フィルターの清掃

エアコンのフィルター清掃も必須です。

汚れているとエアコンの効率が下がり、電力消費が増える可能性が生まれます。

資源エネルギー省は、月に1~2回のフィルター清掃を推奨しており、これにより年間で約990円の節約が可能です。

外部からの冷気のブロック

外部からの冷気を遮断し、室内温度を保つためには、厚手のカーテンの使用が効果的です。

特に夜に全てを覆うようにカーテンを閉じると、冷気の侵入が防げます。

カーテンの長さや大きさの調整により隙間をなくし、外部からの冷気を完全に遮断しましょう。

まとめ

暖房の季節は電気代が気になる時期ですが、こたつとエアコンの利用方法を理解していれば、過度の心配は必要ありません。

一般的にはエアコンよりもこたつの電気代が安い傾向にありますが、どちらの場合でも適切な利用方法を知っていれば、電力消費を抑えることができます。

この記事で紹介した節電のヒントを活用し、こたつとエアコンの利用を工夫しましょう。

寒い季節でも快適に過ごせ、エコフレンドリーな生活が達成可能です。

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