日本人の食卓から欠かせない存在、炊飯器からの蒸気に悩んでいませんか?
特に気になるのは炊飯器の上部から溢れる熱い蒸気。
たかが蒸気、と思いきや、これが50cm以上も飛び散るんです。
そのため、炊飯器上部50cmの範囲に何もない場所以外での使用時には、蒸気対策は必須となってくるのです。
子供やペットがやけどしないか、棚が傷むのを防ぎたい、そして何よりキッチンをきれいに維持したい、
そんな願いを叶えるためには、蒸気対策が必要となるのです。
では、どうすれば炊飯器からの蒸気問題を解決することができるのでしょうか?
以下、位置を変える、壁や天井に防水加工を施す、
蒸気対策用の炊飯器に買い換えるといった具体的な解決策をご紹介します。
これであなたのキッチンも理想的な空間に!
炊飯器の蒸気問題対策3点
細分化すると炊飯器の蒸気問題対策は以下の三つに分けられます
・炊飯器の置き場所の変更
・防水加工の利用
・蒸気対策用の炊飯器または収納棚に買い替える。
これらを駆使し、コストを抑えつつ視覚的にも美しく効果的な対策を目指しましょう。
炊飯器の置き場所の理想と注意点
一番手軽かつ効果的な対策として考えられるのは炊飯器の置き場所の変更です。
蒸気が問題とならない場所としては、吊戸棚がないキッチンカウンターの上、換気扇が設置された調理家電収納棚、引き出しやかけ戸棚を開いて使う場所、冷蔵庫の上、キッチンワゴンなどが想定されます。
対して問題となるのが、吊戸棚があるキッチンカウンターの上や、引き出しを開けずに使う収納棚の内部です。
稼働中の炊飯器から出る蒸気は50cm以上飛び散るため、上部が50cm以上確保できる場所であれば蒸気対策は不要ですが、それ以下の場所では対策が必要となります。
例えば引き出し式の収納棚を使用する場合は引き出しを開けたままにする事、または冷蔵庫の上やキッチンワゴンの上に炊飯器を置くなど、周囲に50cm以上の空間がある場所を選べば問題ありません。
ただし未使用時でも安全に収納できるよう、子供やペットがやけどしないよう注意が必要です。
そして最も効果的な蒸気対策は、炊飯器をコンロ周辺の換気扇の下に置くことです。
これにより蒸気を換気扇が吸い取るため、キッチン周辺をすっきりさせることができます。
ただし、価値あるキッチンスペースが減ることや、電源コードに水がかからないようにするなどの注意が必要です。
これらを考慮した上でスペースを確保できれば、これが最善の対策と言えるでしょう。
自作防湿対策で炊飯器問題解決
炊飯器を蒸気が多く発生する場所に設置しているという人は、自宅にある道具を活用して自作の防湿装置を作りましょう。
準備は全てOK! 自作防湿装置の作製に取り組み始めましょう!
炊飯器の蒸気の問題を解決するための自作防湿装置を設置する場所は、炊飯器の上部と背後の壁面です。
電化製品の収納棚の上やキッチンカウンターの吊り戸棚の下など、蒸気が当たりそうな箇所をカバーするようにしましょう。
キッチンや家具を蒸気から守るために防湿アイテムを活用しましょう。
防湿アイテム一覧
・透明キッチン防護シール
・モイス風自作防湿装置
・珪藻土シート
防湿アイテム1: 透明キッチン防護シール
これは透明のシールで、炊飯器の周囲の壁や上部を保護します。
値段も手頃で簡単に設置可能なため、おすすめです。
このシールは調理台周辺に貼るのが適しています。
ただし、キッチンカウンターに設置する場合もありますが、凹凸がある壁紙にはなじむのが難しいかもしれません。
また、上部に貼る場合は粘着力が不足して落ちてしまう可能性もあるため、両面テープなどで補強するか、予め見えない場所でテストすると良いでしょう。
防湿アイテム2: モイス風自作防湿装置
モイスは三菱が開発した建築素材で、珪藻土のような新たな素材として注目されています。
高級キッチン収納棚の上部に配置することもありますし、自作防湿装置の材料にも適しています。
ただし、一般的なホームセンターでは入手可能でない可能性があるため、通販での購入をおすすめします。
上手に設置するためには専用の道具が必要ですが、贅沢な見た目と高級感が得られます。
防湿アイテム3: 珪藻土シート
防湿装置の設置が難しいと感じる人には、取り付けやすい珪藻土シートがおすすめです。
珪藻土シートは壁紙などに使用するための接着剤が既に付いており、壁や吊り戸棚の下部に簡単に設置することができます。
ただし、取り付けた後に剥がれてしまう可能性もあるので注意が必要です。
また、新築やリフォームの際は、蒸気対策を考えた収納棚を選ぶこともおすすめします。
一部のキッチンメーカーでは、吊り戸棚の下に蒸気対策素材を使用するオプションがある場合もあります。
最近の炊飯器に買い替える
最近の炊飯器はほとんどが蒸気制御機能を持っています。
その中でも特に日立と三菱の製品は、蒸気が80%以上減少し、ほとんど蒸気が見えないほどです。
しかし、蒸気が出ないからと言って美味しくないわけではありません。
これらのモデルは、蒸気を内部で冷却し、再び水に戻す仕組みを利用しています。
そのため、昔の蒸気脱水機とは違い、とても美味しいご飯が炊けます。
まとめ
炊飯器の蒸気対策としては、自作の防湿装置を設ける、防湿シールや珪藻土シートなどを活用する。
新築やリフォーム時には蒸気対策を考慮に入れた収納棚選びをする。
新しい炊飯器で蒸気制御機能を持つものを選ぶ、などが考えられます。
どの対策があなたの家に最適なのか確認して、心地良いキッチン環境を手に入れてみてください。